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多聞寺 (神戸市垂水区) : ウィキペディア日本語版 | 多聞寺 (神戸市垂水区)[たもんじ]
多聞寺(たもんじ)は、兵庫県神戸市垂水区にある天台宗の寺院。山号は吉祥山。本尊は毘沙門天。境内の弁天池の曲橋とカキツバタの花は「こうべ花の名所」の一つに数えられている。 ==歴史== 貞観2年(860年)ごろ清和天皇の命で、平安時代前期の天台宗の僧円仁(794年- 864年)によって開かれたと伝えられる〔。創建後120年で天災のため焼失し、花山天皇の命で明観上人により再興された〔。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけては源義経や源頼朝の帰依を得た。現在の本堂は正徳2年(1712年)に再建された。なお、この寺は盛衰を繰り返し、盛時には多くの寺領を有したと伝えられ、江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられていた。
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